恋をすると
ー「俺、美咲ちゃんのこと好きなんだよね」ー 私の名前は美咲(みさき)。突然始まった告白に私は混乱した。だって私、そんなに可愛くないし、特に人気ってわけでもないし(むしろ嫌われてるかも)。しかも告白してるの学年1人気の天宮雫(あまみや しずく)君なんだよ!? 私、別に好きでもないし、正直、天宮君のことよく分かんないし。だから私、「ごめん、私天宮君のことよく分かんないから」って言って断ったの。そしてらさ、 「じゃあ、俺が美咲ちゃんのことを惚れさせたら、付き合ってくれる?」 えっは、はい?どういうことですか?私はもっと混乱した。でもまあ、とりあえず「いいよ」とは言っておいた。 次の日 「おーい美咲ちゃーん!」 遠くで手を振っている天宮君。なんだか子供っぽくて可愛いんだよな~。すかさず私は手を振った。お昼休み、教室で本を読んでいたら「何読んでるの?」と声がした。顔を上げるとやっぱり天宮君だった。天宮君はいつもいろんな人に囲まれて、絶対疲れてるのに私なんかにかまってくれるんだ。優しいな。 帰り道、好きなものなどたくさんの話をして帰った。天宮君と話している時、なぜだか心がふわふわして、落ち着く。 気づいたら頭の中は天宮君でいっぱいになっていた。毎日ドキドキがとまんないや。これって恋、なのかな? 1学期の終わりが近づいてきた頃、私は言った。 「私、天宮君といると気持ちが楽になるの。それで今の自分が幸せだなーって思えるの」 すると天宮君の顔が突然赤くなり、本当!?本気で言ってる?と何回も聞いた。私はなどもうなずいた。 そう、これが天宮君と私の恋の始まりだ。