夜空に咲く花を君と。
「ずっと前から好きでした!」 私は3年前、中学1一年生の夏、君にそう伝えられなかった。 小一の頃からの幼馴染で、どこか抜けてるけれど、とっても優しい。私の初恋相手はそんな人。 名前は星くん。 中一の夏休み、星くんは親の都合で引っ越すことになった。 そのことを告げられたのは急なことだった。 星くん曰く私を悲しませたくなかったらしい。 その日は近所で夏祭りが行われた日だった。 夜空に開いた大きな傘。今でも覚えてる、大切な思い出。 あの日、私は告白することができなかった。 だって、付き合えたとしても別れてしまう運命だから。 そんなことを思いながらも、歩き慣れない下駄を履きながら夏祭りの会場へ向かう。 私だって高一なわけだし。青春したいじゃん。 (まあでもぼっちなんだけど。) 夏祭りに来るとやっぱり星くんのこと、思い出しちゃうなぁ。 「久しぶり!」 そう聞こえた。"気がした"じゃない。 確かに君はそこに居たんだ。 「久しぶり!」 私はそう答えた。 きっと満面の笑みになっているだろう。 今度こそは君に伝えるんだ。 「ずっと前から好きでした!」って