み る く て ぃ ー 。
_甘くて、少し大人で、優しい日常を_ __カラン、コロン。 此処の扉はいつも、上品な音色で私を迎えてくれる。 この音色を合図に、私の周りを甘い香りが駆け抜けていく。 此処は全部が同じ香りで、同じ色で、同じ雰囲気。 大好きな場所で、大好きな人の名前を呼ぶ。 「照人さん、いますか。」 風が吹いて、花が揺らいで、耳を傾ける。すると、 「香織ちゃん、いらっしゃい。」 奥からトレーを持って、微笑みかけるその人。 あぁ、この人の周りはいつも、ゆっくりと時間が進んでいる。 「アッサムミルクティー、どうぞ。」 いつもの事なのに、いつもの味に感動してしまう。 優しい味が浸透して、心の波も穏やかに笑う。 これが日常である事が幸せで、どうかこの幸せが消えないように、と願うばかり。 「お味はいかが?」 美味しくない事なんて無いのに、と思いながらいつもの様に笑って答える。 「すごく、あったかい気持ちになれます。美味しい。」 このミルクティーは私を幸せにする魔法の紅茶。だから 「そっか。それは良かった。」 そう言って見つめてくる、この人は、人を幸せにする、魔法使いなんだろうな。 _今日も、明日も、この場所で_ 《あとがき》 数ある作品から、「みるくてぃー。」を読んで頂き、ありがとうございます。 琉亜(るあ)でした。
みんなの答え
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描写神…
描写が大好きですっ! 『優しい味が浸透して、心の波も穏やかに笑う』 てなんですか!? 天才ですか? 素敵すぎます……っ 変なテンションでごめんなさい笑 読んでてほっこりした気分になれました!!
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