目を開けて。
彼女はよく眠る。 授業中でもお構い無し、ぐーすかぴーすかと寝ていたのを覚えている。 そんな彼女を起こすのが、私の役目だった。 彼女は卒業しても変わらなかった。 眠くても我慢していたのか、流石に寝ることは少なかった。だが、帰宅すると朝まで目を覚ますことはなかった。 そのせいか、数日間眠れない日が続く。そしてそれを繰り返す。 それでも、彼女の涙袋が黒くなることはなかった。 寝れば寝るほど元気になるんだよ。 そう彼女は言っていた。当時の彼女は、とても綺麗で…輝いていた。 「私、眠らないとすぐ疲れるの。」 「だから、たくさん寝ると元気になるんだ。」 それが彼女の口癖だった。 それを私は何も感じずに、ただ笑みを浮かべて相槌を打つだけだった。 ……彼女が病に犯された。 病名は聞かされていない。治ると願って、私は毎日を過ごしていた。 「最近眠れないの。」 彼女が目を擦りそう言った。私は彼女の変わり果てた姿に、驚くことしかできなかった。 目は隈で黒くなり、少し痩せ細った手足、やつれた顔。 「…眠たい。」 彼女の目蓋は、段々おりてきた。 そんな彼女に私は彼女にこう告げた。 「…なら、明日に備えてもう寝ようか。」 「うん、そうする…。 おやすみ…」 彼女はゆっくりと目を閉じた。 目を開けて笑ってほしいな。 なんてね。
みんなの答え
辛口の答え
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えええっ!
あーやです^^* えっ、え? なんか途中から悲しくなってきた! 切ない…! 特に最後の2行とかもう… もう一度題名みると本当に切ないー!
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