(短編小説) 嘘偽り
ー嘘偽りの君に言いたい事があるー ー他者の共感や理解が欲しいならー 自分を持て ーーーーー 様々な光と輝きが交差する大都会 一人の男は立ち竦んだ 茶髪に白いパーカー、黒いズボン、黒いスニーカー、リュック 実際にそうだが、今時の若者という感じの容姿 大都会は人混みだ だが様々な人物の顔は皆悲しみと苦しみと憎しみの匂いしかしない 沢山の人が寂しそうだった 温かみも温もりも感じなかった 唯、ひたすらに存在するばかりだった 男は思った この世は嘘偽りだと 何が真実なんだ。何が嘘なんだ。何が偽りなんだ。 頭の中に穴があるみたいに 唯、空っぽの自分に飽き飽きした 男は自分を自分だと思わなかった 生きるには嘘をつくしかなかった その度に生きることが嫌になった 生きる意味を一から考察するのは 今更馬鹿馬鹿しい 意味がない 生きる意味は無いんだから。存在しないんだから。 無駄。 唯ひたすらに進む、生きる意味とはこういう事だ こんな事ばかり頭に縋り付くのが尚更嫌だった 男は、死ぬのも馬鹿馬鹿しかった 自分が死んでも変わることは何も無い 地球上に住むたった一人の存在が死ぬ、そう。たった 男はもう何もかも嫌だった 男は思った 嘘をつくのはもう終わりだ 真実を言おう 男は自分が嘘だった事に気付いた 男は静かに、涙を流した。 (作者の翡翠(ヒスイ)といいます。宜しかったら感想ください。お読み頂きありがとうございました。)
みんなの答え
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あ…
他の人のことを言っていたら自分もだったんですね… この世界は偽りでしかないですよね。 共感しました。 では!