短編小説 「鈴虫」
静かに雨が地上におりる。 ひんやりとした秋の空気に、鈴虫の鳴き声が響いた。 雨はずっと降りやまない。 私は、サアーッという雨音に逆らうように上を見た。 一粒の雨が目の中に落ちた。 涙が雨と混ざって景色がにじんだ。 何も見えない。 静かな 静かな雨のはずなのに、その 一つ一つの音が私に突き刺さって落ちた。 …いつの間にか、雨は やんでいた。 さっきまであんなに曇っていた空は、すっきりと晴れている。 「おねーちゃーん!」 妹が、凄いスピードで私に飛びついてきた。 「えっ!どうしたの?何かあった?」 妹は、もう泣きそうな顔だった。 「おねえちゃんったら、何も言わずに出かけちゃうんだもん。いなくなったかと思った。」 「ふふっ。ごめんごめん。じゃ、帰ろうか。」 鈴虫は、また辺りに声を響かせながら鳴いた。
みんなの答え
辛口の答え
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すごいです…
短い文でこんなに綺麗な情景、心情を表現できるなんてすごいです… 心が洗われるような… とにかく綺麗でした。 ありがとう。
やだ、素敵
もっけ飴です(*´∀`*) 表現綺麗すぎません!? 最後の一文とか、もう言葉に出来ないくらい凄いよ~。 本当に素敵!笑 次回も楽しみにしてます! それでは~。
綺麗!
こんにちは!ナスビです。 情景描写がとても綺麗ですね!美しかったです! 一つ一つの言葉が刺さりました。 とても良かったです!自作も待ってます。
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