雨の日の出来事
私は玲奈。中学1年生。 毎日、友達と、彼氏の翔太くんに囲まれて楽しく過ごしていた。 けど…雨の日の放課後… 「翔太くん、入ーれーて!」 「はは、夢、いいぜ」 翔太くんが、学年のアイドル、夢と浮気をしていた。 2人は相合い傘でぴったりくっついていて、離れなかった。 夢、前までそこにいたのは、夢ちゃんじゃなくて私だったんだよ? 「ウッ…ウッ…」 私は手で顔を覆って泣き出した。その時… 「何泣いてんだよ」 後ろから男子の声がした。 振り返ると、幼なじみの大樹がいた。 「お前が泣くなんて珍しいな。何かあったのか?」 私は、夢と翔太くんの方を指差した。 「お前の彼氏が浮気したのか?それなら、お前にはもう、新しい彼氏がいるだろ」 「え?」 大樹が頭を掻きながらこう言った。 「俺、幼稚園の頃からずっとお前のことが好きだった。 翔太がいたから、黙ってたけど…俺と、付き合ってください!」 ええええええ!?急に… でも、 「私も大樹が好き。よろしくね!」 私の瞳には、大樹が映っていた。 ここで分かった。私が好きなのは、翔太じゃなくて大樹だったってことを… 私は、ぶっきらぼうだけど優しくて、私が落ち込んでいる時にはそばにいてくれる大樹が、好き…じゃなくて、大好き!