君が大好きだった蜜柑はきらいです。
君が大好きだった蜜柑なんてきらいです。君を思い出させる蜜柑なんて大きらいです。 今年も君に宛てて手紙を書く。住所も知らないのに。それなのに毎年書く。11年間書き続けてる。君と出会ったお昼休みのこと、君がいつもくれた蜜柑のこと。今もずっと想っていることも。 『猪崎拓さま 拓、今年も手紙を書きます。大好きなあなたに向けて。 もう、君がどんな風に過ごしているのか、どこにすんでるのか、何をしているのか、なにも分かりません。ただ、私は貴方をずっと好きです。これまでだって、これからだって。 初めて会った時を覚えてますか?お弁当を忘れた私に蜜柑をくれたね。なんで蜜柑?って聞いたら蜜柑が好きだからって笑ったね。その笑顔が頭から離れなくて、ずっと大好きでした。付き合い初めて、デートたくさんして優しくしてもらった。ありがとう。こうやって手紙書いてると全部思い出します。2人で見た映画も一緒に勉強したことも、初めて…キスした君の部屋も。こたつの上の蜜柑も。そうやってずっと抜け出せずにいます。君に捕らわれてます。だから何度でも言います。好きです。 最上夏音』 思い出に浸っているとドアがノックされる。 「あんた折角帰ってきたんだから昔の自分の部屋こもってないで出てきなさいよー」 「いいじゃん、懐かしいんだから。」 「はい、蜜柑。今年も美味しいのよ。」 お母さんはそれだけ言って部屋から出ていく。蜜柑の皮を剥き、口に入れた。熱いものが込み上げてくる。 「しょっぱい……けど甘い……」 涙が溢れてくるのは、蜜柑が目に染みるからです。君のせいじゃありません。 どうでしたか? 改善点、感想などタメ口辛口OKなのでお願いします!ちなみに登場人物は最上夏音(もがみ かのん)と猪崎拓(いざき たく)です。
みんなの答え
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君のせいだろ.....!
君のせいじゃありません。って1文がめちゃめちゃ好きです。良いなぁ…好きです! 強いてアドバイスするなら、手紙をもう少し改行したらどうかなと思います。 なにか意図があったらすみません|ω・`) 素敵なお話ありがとうございました!次作も楽しみにしています♪
好こ。
めさんこ好き。 こう言う話大好き。 ホンマに同い年か、って思う。 応援してます!