crazy chocolate
「 うわ、外さっむ。彩音のギャグより寒いかも 」 「 私のギャグは地獄の釜より熱いんだよ。寒いわけ無いでしょ 」 寒空の下、馬鹿馬鹿しい事を言い合いながら私は健斗と歩いている。北風に吹かれて寂しく見える公園の時計は午後六時を指していて、辺りは真っ暗だ。部活と勉強の両立で忙しくなった今、気が休まるのはこうやって二人で話して帰っている時かもしれない。 今日は男が一日中そわそわするイベント『 バレンタイン 』だったが、勿論健斗はチョコの一欠片も貰えていない。何回もロッカーを確認してはチョコが無いと騒ぎまくっていた。 そんな男女イベントから無縁の私は、やってんなぁくらいに横目でチラッと見ているくらい。基本的に女の子らしい事は苦手だし、可愛らしいとは口が裂けても言えないくらい男勝りな性格だった。 「 そんでさ、部長怖くね ? パスミスっただけで般若みたいな顔に 」 「 ではここで私からの問題です 」 「 いや、いきなり過ぎるだろ。バッタ並みに話飛ぶじゃんお前 」 話を遮りながらも、健斗にツッコまれながらも、クイズを続ける。クイズなんて出すつもりはなかったし、内容も適当だ。 「 マーブルチョコの表面のパリパリ、あれはなんでしょう 」 「 えっ、薄く伸ばした砂糖でしょ ? 」 即答かい。 「 へぇ...そうなんだ。じゃあ景品のマーブルチョコあげるよ 」 そう言ってマーブルチョコの筒を雑にガシャガシャ振りながら健斗に渡す。健斗はよく分からないといった表情で「 どうも 」と受け取った。 「 なんで答え知らないのにクイズ出したんだよ ? 」 「 さぁね。その時の気分だよ 」 本当はチョコを渡したいだけだった、なんて事は言えず、私はまた暗くて寒くて、でもほんのり暖かいような道を歩き出した。
みんなの答え
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主人公の優しさに感動(?)
こんにちは♪しろくま☆彡です! どろるさんよろしくねっ☆ 【本題】 彩音ちゃん優しいですね!!! 義理チョコっぽいけど…? あげたチョコがマーブルチョコだったら、そこから小遣いが足りなかったのかな?と想像までできちゃいます!! 素晴らしい作品をありがとうございました! それではまたキズなんでお会いしましょう♪