【短編小説】南の空のハート雲
以下は恋愛短編小説です。※南…みなみ 若松勇翔…わかまつはやと 南は、心を寄せている相手がいた。それは、紛れもなく若松勇翔だった。 もし相手も自分と同じ気持ちになっていたら・・・と何度考えたことか。 勇翔とは、進学塾も学校も同じで、相談なども良くする仲だった。 南は思い切って勇翔に聞いてみた。 「勇翔ー。いま好きな子とかいたりするー?」 「え、あ、うん。まあ。」 「誰ー?」 「お前こそ好きな奴いるの?」 「え、あ、まあ。」 「教えてくれたら良いけど。」 南は、この交換条件は覚悟していたが、片想いとバレた時に関係が崩れるかもしれないと考えると怖かった。 「えー。じゃあ、まあ良いよ。勇翔はこの紙に好きな子の名前書いて。私、こっちに書くから。」 そう言って、二枚の紙を用意し、そのうち1枚を勇翔に渡した。そして丁寧に丁寧に『勇翔』と書いた。 「勇翔書けた?」 「うん。」 「じゃあ紙ちょうだい、私も渡すから。」 勇翔は無言で紙を差し出した。 心臓の高鳴りをできるだけ抑えながらその紙を開いてみた。 『お前』 顔が赤くなるのがわかった。チラッと勇翔の様子を見てみたが、勇翔の方もかなり驚いている様子だった。 「・・・ほんと?」 勇翔が聞いた。 「うん。。。。。」 「今日、2人でどっかいかない?」 「良いよ、大好き。」 南はつい言ってしまった。ところが、予想に反して、勇翔も 「俺も」 と言ってくれた。 放課後、2人はスタバでデートして飲み物を2人で飲み回して、手をつなぎながら幸せに終わりましたとさ。