人間不信の初恋
俺の初恋の相手は、 部活のイケメンな先輩だった_。 俺は陰キャの中学1年。 友達はいない。その方が楽だ。 俺は小学校低学年の頃は明るくてモテてたが、親の離婚を境に心を閉ざした。 永遠に一緒にいる事を誓ったのに別れるなんて、人間って嘘つきなんだと思ってしまったんだ。 班で活動する時は俺は隅にいる。 あまり人と関わりたくないからだ。 皆も俺に話しかけない。 たまに俺の外見だけ見て話しかけてくる女子がいるが、俺は全力で避ける。 一目惚れとか、気持ち悪い。 けれど、部活の先輩は違った。 先輩は全員に優しくて、かっこいい。 飲み物や菓子もよく買ってくれた。 勿論、モテモテだ。 俺は別に気にしてなかったが、 段々先輩を好きなんじゃないかと思うようになった。 一緒にいるとドキドキして、楽しい。 こんな感情は初めてだった。 ある日、部活の終わりに部員達で一緒に帰ろうと先輩が提案した。 俺は一人で帰ろうと、帰りの支度をしてたら先輩が俺の手をつかんで 「お前も一緒に帰ろうぜ!」 と言った。 俺は拒否できなくて、仕方なく一緒に帰った。 帰り道、段々と部員達が帰る中、俺と先輩だけが残った。 帰り道が一緒の道だなんて知らなかったから驚いた。 俺がうつ向いてると、先輩が 「じゃ、俺あっちだから」 と言って住宅地を指した。 俺「あ、はい、お疲れ様です…」 先輩「おう、じゃあまた来週な」 と言って、先輩は俺の頭を撫でた。 家に着くと、俺はベットに倒れこんだ。 いきなり頭を撫でるなんて心臓に悪すぎる。 俺は心を落ち着かせる為にアニメを見てから風呂に入って寝た。 それから進展はしていない。 これからも告白する気はないけど、少し人間を信じてもいいかな、と思うようになれた。 _終わり _あとがき_ 見てくださりありがとうございます!