この命燃え尽きる前に、君の名を。
XXXX年、この街では悪魔狩りというものが行われていた。悪魔狩りとは悪魔だと裁判で決められた子供を殺すという酷いものだった。これでたくさんの子供が亡くなった。 そしてとうとう僕も悪魔だと言われ、冷たい鉄の檻に容れられた。別に悲しくは無かった。まわりの子達は死を恐れ、泣き叫んでいる。もはや正気ではない。だけど近くに居た少女は泣きもせず膝を抱えていた。 「こんにちは、僕はカイト。君の名前は?」 「…」 無視された。それでも話し続けてみることにした。でも日に日に表情が嬉しそうになっていくのを僕は見逃さなかった。まぁ言わないけど。 ある日、檻の前に軍人らしき人と身なりの良い老人が檻を見ていた。 「…そこの女子供、頂こうかな。」 老人は僕の隣の少女を買っていった。 少女は軍人に連れられて行く途中僕を一瞬見た。それに気付いた僕は 「…良かったね。それじゃあまたね」 君は少し寂しそうな顔をしてまた前を向いた。僕はそれを見送った。 3日後、軍人に告げられた。 「お前を、火刑に処す。」 …とうとう僕か。丸太の十字架に張り付けられ、足元の木に火が放たれた。 たくさんの民衆の中に綺麗な服を着た君が居た。少女は涙を流しながら言った 「わ、私の名前はユイカ…!」 嗚呼やっと名前を教えてくれたね。 「ユイカ…いい名前だ…」 僕は迫り来る火から目を反らすように青い空を見上げ、目を閉じた。 ーend-
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よきです…
切なくて最高です! こんな短い文章でステキなお話がかけるなんて雪見大福さん天才です! また書いてくださいっ!
切ない...
切ないですね... こういう雰囲気(?)好きです。
悲しい…
もっけ飴です(*´∀`*) ラスト、少女が名前を言ったところが感動でした! ラスト、ちょっと悲しいですね… でも、世界観も含めとても良い作品だと思いました! 雪見大福さんの次の作品を楽しみにしてます☆ それでは~。
女の子ー!
女の子、絶対にこの男の子のこと忘れないだろうな…って、思いました。設定や描写が、やはり雪見大福さんらしくて面白かったです!次作も楽しみにしています♪