Nice to meet you.
Nice to meet you.それは120回目の「はじめまして」。私が君に贈る最大の愛の言葉。 君と出会ったのは暑い夏のこと。いや、今日も出会う。私達はいつも出会う。そして出会い続ける。 わたしは公園のベンチで本を読んでいた。本は昔から大好き。いろんなジャンルの本を読むけどやっぱり物語が好き。私の、私だけの世界を創ることができるから。それにしても…いい天気。空は青く風が心地よい。 「あっ。」 風で栞がとばされてしまった。桜色の栞。追いかけなきゃ…!私が栞を追って駅までいくと一人の男の子が私の栞を持っていた。 「それ…わた…し…の…。」 走ってきたから息が苦しい。言葉がつっかえつっかえになってしまう。その男の子は栞をかえすそぶりを見せない。男の子は私の持っていた本をずっと見つめていた。 「あの…、その…、栞を…。」 すると男の子はハッとしたように 「ごめんなさい。つい…。」 「この本が気になるの?」 「えっ!?えっと…………はい…。」 「貸したげようか?」 「いいんですか!?」 「うん。私は佐原由(さはらゆい)。」 「僕は晴渡怜(はるとりょう)です。」 「敬語なんかいいって。怜くん♪」 「分かった…。由…さん?ちゃん?」 「由で大丈夫だよ。」 …何回この会話を繰り返しただろうか。だけど同じことなのにいつもいつも愛おしくて…。彼は…怜くんは記憶が5日間しか持たない。生活に支障をきたすようなことは覚えているが人のことは忘れてしまう。記憶障害____。 今日は最後の日。また…、怜くんは私の事を忘れてしまう。でも…それでいい。それが私と怜くんの関係だから。 「怜くん…。さようなら。また…なんてない…か。」 怜くんが好き。だけど好きだとか愛してるなんて言葉じゃ足りない。私と怜くんだけの愛の言葉。今日もいうよ…。 Nice to meet you.
みんなの答え
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綺麗!
描写が丁寧で、読んでいて気持ちが良かったです!題名からそういうことなんだろうなと察してはいたのですが、それでも楽しめるくらい面白かったです(´へωへ`*) 素敵なお話ありがとうございました♪
(・∀・)
(・∀・)イイね!すごかった!