フルートの音
ある人のフルートの音が昔から私は好きだ。小学生の頃から、私は常に早く登校していた。別に学校が好きなわけじゃない。家が嫌いなだけだ。両親の罵詈雑言が常に轟く箱の中を好きになれという方が難しい。少しでも長く家にいない時間を増やすため私は早く学校に来て遅く帰るということを繰り返していた。そんな生活を繰り返していた小学4年生の夏、いつも通りの早朝の教室。窓を開けると美しいフルートの音が聞こえてきた。耳に優しく入ってくるような、いつまでも聞いていたくなるようなその音が音楽室から聞こえてきているものだと気が付くのにそう時間はかからなかった。その演奏は他の人が来る前には終わってしまったけれど、小学5年生になって両親が離婚し、転校するまでずっと私はその演奏を聞き続けた。その人がどんな人か知らなかったけれど、私はフルート奏者に手紙を書いた。毎朝演奏を聞いてしまっていたこと、素晴らしい演奏だと思うこと、これからも続けて欲しいこと、とにかく沢山書いた。 そんな私ももう高校2年生だ。未だにあのフルートの音は耳に残っている。すっかり好きになってしまった早朝登校をするとあの音が聞こえてきた。聞き間違えるはずがない。音楽室へ向かうと美しい1年生と思しき少年がフルートを吹いていた。 「あっ…あの…!」 この瞬間が私の運命を変える。 __________________ ここまで読んでくれてありがとうございました。感想待ってます。 零
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
すごい!
すごい! 国語とか道徳とかの教科書に載ってそう!
面白い!
すんごい上手ですね! 改行するともっと読みやすいかもです。文法的には正しいのですが、このサイトではかなり読みやすさの需要が高いみたいです。 お話が終わった後の主人公も気になりますね! 表現が上手で面白いです。 またよかったら書いてください!
おお!
私も部活でフルート吹いてます! 自分で言うのもなんですが、フルートって良い音ですよね!!笑 良い小説をありがとうございました!