虚夢
ある日私はとても素敵な夢を見た気がした。 全ての嬉しさと楽しさを集めて煮詰めたような濃密な夢だった。 私はいつも寝る前にこの夢がまた見れるように願い続けた。 現実は退屈だ。 そう思えるほどにあの夢を求めた。 一週間、二週間、三週間、一ヶ月 それでもあの夢はやってこない。 現実を少し歪めた話しか見ることが出来ない。 二ヶ月、四ヶ月、半年 あの夢は現実に飽きた私が、自分で創造した物だと思えてきた。 そして何故あの夢を忘れられないのか気になった。 そして半年と四ヶ月 寝る前に願う事も飽き、少しずつあの夢も記憶から消えていく。 そんな時についにあの夢を見ることが出来た。 うろ覚えの夢は ただの日常だった。 それも数年前。 もう記憶から消えたはずの日常は、頭の片隅の片隅に残っていたのかも知れない。 今でも幸せだけど、それが当たり前になって何も思えなくなった。 数年前の日常は、当たり前の幸せを思い出させるのに十分すぎるほどだった。 その日は今までで一番気持ちの良い朝だった。 私があの夢をどうしても忘れられなかった理由が分かった気がした。
みんなの答え
辛口の答え
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あぁ神
もう私、最初で最後?さんの とりこになりすぎ!! やばい!!最高すぎる!! これからも応援させて下さい!
面白かったです!
最初で最後?さん、こんにちは! 話読みました!面白かったです! あの夢はただの日常だったということがわかるシーン、なるほど!と思いました。こういう話すごい好きです! ありがとうございました! (終始ハイテンションでごめんなさい…笑)
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