ありがたみを知る、ゲームの館。
『え、こんだけ!ねえ母さん!僕小六だよ?お小遣い増やしてよぉ。健太二千円だよ!』小六の勇がワンワンと母に吠えた。その願いには答えず母はサラッと無視をした。それが更にイラついたのか勇は『ママなんか、嫌い!』と言ってしまった。勇は近くのコンビニにプリプリしながら行く。はずだった。だけど怒りながら来てたのかよく分からない店についた。店、というより館だ。そこには大きな茶色の文字で『ゲームの館』と書いてあった。勇はつられるようにそこに入っていった。すると中には陰気臭い40代くらいの眼鏡をかけた人がいた。その人は勇をある場所につれていった。そこには、欲しかったゲーム機とゲームソフトがあった。おじさんがどっか行ったからゲームを取ろうと思った瞬間! 勇は制服を着た姿になっていた。その制服は、近くのコンビニのだ。するとアナウンスが流れた。(勇!お前は今から働いてもらう。このゲームは約3万円。びっしり働いてその金でゲームを買うように!)すると勇はいつの間にかコンビニにいた。商品の棚の確認やらレジやら、クレームの電話が入ることもあった。それを一日しても、これだけ?1000円ほどしか無かった。 背中まで汗が流れておでこは勿論、足まで汗が出ている。なのに、これだけ?精神的にも肉体的にも疲れた勇はそのままバッタリ倒れた。 (はははは!分かったか?働いてお金を稼ぐというのはこんなにキツいことなんだよ。なのになのにお前は!いつもおねだりして。勇、これからは失礼な事はするなよ!?)