ズットイッショダヨ(怖い話)
暑い夏の日。今日も学校に行った。 「ねぇ,知ってる?最近親子が幽霊に襲われる事件が起こってるんだって」 「へー。怖いね」 「うん。8歳くらいで包丁で襲うんだって」 「気をつけないとね」 私の友達は最近のニュースをよく知っている。 「ママただいま」 「おかえり。今日は菜穂の誕生日よ…」 「う,うん」 菜穂は8歳の頃交通事故で亡くなった。亡くなる直前いつも通り 「友達と遊んで来るねー」と言って出た。 菜穂はとても可愛い妹で,大好きだった。だから毎年欠かさず誕生日パーティーをする。 「買い物行く?」 「うん。準備するから待ってて」 お母さんは,菜穂と平等に愛してくれた。今もだ。 「今日は,カレーにしようか」 「うん!」 「あと,サラダとデザートはスイカにしようね」 買い物帰り,何か影が出てきた。 「ちょっとゴミ捨ててくるね」 「うん」 「・・・お姉ちゃん」 「・・・菜穂?」 「・・・菜穂一人じゃ寂しい。いっしょに過ごそう」 グサっ 「これでずっといっしょだよ」 菜穂が微笑んだ。 あぁ・・・友達が言ってたのはこの事だったんだ。