色のない心
いつ死んでもいい。 「ダメだよ!桜…私、やだよっ」 病室のベットに横たわる私にお見舞いにきた親友_帆夏(ほのか)は小さい子みたいに顔を膨らませている。 私は事故にあった。リハビリをしないともう空の上にいかなければならないくらい私の体は弱っているそうだ。 だからリハビリはしないと帆夏に言えばすぐに反対された。 「私は桜がいたから頑張れたのに私…桜がいなくなったら…後追いしちゃうかもしれない…。」 帆夏は私と空に行く選択肢も頭に入れている。 帆夏は母子家庭でお母さんは優しいがもう最近の1ヵ月は家に帰ってこず1週間に1500円しかもらえない。 そんな弱いなんて知らなかった。 だからナースコールボタンを押した。 看護師さんに私ははっきりと告げる。 「親友のために生きると決めました。リハビリさせてください」 看護師さんは涙をためて喜んでくれた。私の選択は良かったんだと知った。生きたい。生きたいよ。 帆夏は私の手を嬉しそうに握った。 皆さん前をむいて生きましょう! それを伝えたかったんです…悠芽凛