人魚と少女
ぱしゃり、と水音がする。 俺が身体を動かす度に、ぱしゃり、ぱしゃり。 深夜、日が上るまでの僅かな時間。俺たち人魚は、水面に出る事を許される。 ここは、とある海町の波止場。静かに浮いている『フネ』の隙間に挟まるようにして、俺は陸の世界を覗き見ていた。 ・・・足音が聞こえる・・・!! さっとフネの裏に身を隠すと同時に、足音の主は姿を現した。 15かそこらの、人間の娘だ。 髪を後ろで団子状にまとめている。漆黒の瞳は、じっと水面を見つめて動かない。 俺は何故か、その少女から目が離せなかった。 翌日も、そのまた翌日も。 俺は、少女の姿を探して陸へと上がる。 遠い昔、人間に恋をして命を落とした人魚がいたそうだ。 或いは俺も、そうなるのかもしれない。 近づきたいと思ったら、終わりだ。 結ばれないとわかっていても、 俺は今日も、貴女を見つめる。
みんなの答え
辛口の答え
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いぃじゃん…。
いぃじゃんそのはなし。ロマンチックだねぇ。
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