女の人 【地味に怖い話】
小学5年生のときの話。 わたしは幼なじみで仲のいい麻友と莉緒といっしょに帰っていた。 「あれっ」 「どうしたの、莉緒?」 急に声を上げた莉緒を見ると、不思議そうな顔をしてる。 「あの古いバス停・・・。さっきまであんな人いたっけ」 「えっ?」 麻友と同じタイミングで、バス停の方を見る。 ホントだ。あんな人いたっけ・・・? そこには、真夏なのに着こんだ女性がいた。 「あのバス停つかえないの、しらないんじゃない? 変な人だけど、気にすることないよ」 おちついた麻友の言葉にわたしと莉緒は「そうだよね」って気にしなかった。 しかし、前を通りすぎようとした瞬間。 「ふふふ・・・」 女の人はニィッと笑った。怖くなって、わたしの家に走り出した。 「胡桃ちゃん! 莉緒ちゃん、麻友ちゃん、大丈夫だったかい?」 家に入ると、おばあちゃんがわたしを抱きしめた。 「お、おばあちゃんっ? 何でいるの」 「何だか嫌な予感が胡桃ちゃんにしてねぇ。よかった」 そのあとおばあちゃんに話を聞くと、その女の人は悪霊で、子供たちをふっとさらっていく霊だった。 それを聞いて、わたしたち三人は震えあがった。