【馴れ初め】 見てね!
気がつくと私の片思い相手の祐一君の席に座っていた。はっと我に帰るとなんで学校にいたのかを思い出した。 宿題の歴史のノートを忘れたんだ。自分の席に戻ると、ガサゴソと机の中をあさる「んー無いなぁ」 そう思っていると 『ガラッ』とドアが開いた。ぱっと後ろを見るとあの祐一君がいた。恥ずかしくて、また机の中を見てると、さっき 座った席の机の中を祐一君はあさっていた。すると「あれ?椅子が暖かい、雪乃座った?」 私がいたことがバレたのと座ったのがバレたから頭の中が真っ白になった。「え、あ、う、うん。」 そうすると、祐一君は「んまぁ、いいけどね、座って欲しいくらい、」座って…欲しい…?混乱した。どうゆう事…? 「おいで」祐一君はこう言った。「えっ、あ、うん…」そっと座ると、耳元で「好きだよ…」と囁いた。そして、 そっとキスをした。柔らかな唇が私の首筋に、そっとあたる。なんとも言えない気持ちになった。嬉しかった。でも。意味が分かんなかった。あの祐一君が、私を好きになるとも思わない。でも…。私は勇気を振り絞り、 「わた…しも…」と言った。「うれしい」そう祐一君が言った。そうすると祐一君は、私の眼鏡をそっと取った。 「眼鏡したら、勿体無いよ…可愛いのに。」私の胸が高鳴った。「じゃあね」そう言って祐一君は帰って行った。 ~数年後~ 「それが、ママとパパの馴れ初めだよ。」あの後、私と祐一は、付き合う事になり、大学卒業してから結婚した。 そして、子供も生まれ楽しく暮らしている。 「おかえり、パパ」「ただいま」