【恋愛短編小説】田舎の散歩道で、君と。
「散歩、行かない?」 青い空が清々しい六月下旬。 今年は梅雨が短くて、一昨日梅雨が明けた。 梅雨が明けてから10日間はよく晴れると聞いたことがある。 「ねぇ、散歩、行かない?」 俺に話しかけているのか、それとも他の人か。 俺は、自分を指差して聞いた。 すると、ゆっくり頷いた。 クラスメイト、と言っていいのだろうか、そのくらいの女子に声をかけられた。 「散歩、ってなんで俺に?」 「まぁ、なんとなく?」 「なんとなく、ってそっちもなかなかの美人なんだから、俺と噂されちゃうよ?まぁ、俺じゃ噂になんないか。」 「いいよ、噂になっても。」 風がほんのり暖かく、じんわりと汗をかいた。 「ちょっと暑いね。」 ぎこちなく声をかけた。 「うん。」 「風が気持ちいいね。」 「うん。」 会話が続かない。 「好きな人、いるの?」 話しかけられたが、そんなことより内容が気になった。 別にいるわけじゃないが“つまんない”と思われるのもいい気がしない。 「あぁ…うん…どうかな?」 これを言うだけで、汗をかいた。 「結構イケメンだし、そっちを好きな人多いと思うよ。」 「イケメンじゃないよ。俺のこと好きな人も、一生現れないよ。多分」 「でも、あたしは好きだよ。」 「え?」 「だから、好き」 「えと…」 「あたしじゃ嫌?」 そしてその30秒後、俺は彼氏になった。
みんなの答え
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ぎゅんぎゅん!
30秒後ってなんかいい…!! あと語彙力尊敬します! 語彙力を分けて欲しい…。 きゅんきゅんっていうか、もう 『ぎゅんぎゅん』 って感じですね!(?)
きゅんきゅんする~!
え、すっごい好きです!30秒後っていう表現の仕方とか梅雨が明けた具体的な日数とかが明確にされてるのが、どのくらいの気温、とか想像しやすくてすごく良いです!とても素敵な作品ありがとうございます!