ナイト・ダンス
私は優香。ダンサーをしている。 1人で練習していると、誰かが入ってきた。 「なんだ、雄介か。」 「優香、まだ練習してたのか?」 「ええ」 「ちょうど良かった。大事な話があるんだ。」 「大事な話??」私と雄介は小学校からの幼馴染であり、ダンスパートナーだ。 そして、恋人同士でもある。 「実は、親父がな、取引相手の会社の令嬢と結婚しろって言うんだ。」 雄介は、有名企業の御曹司である。 そういう話が出るのは当たり前だろう。 「今時、政略結婚なんて古いよな...笑。」 「だから、優香とは別れなくてはならない。」 彼はとても真剣だった。 「わかった...別れましょう。でも、最後に」 やばい、私泣きそう。でも泣いたら、雄介は困ってしまうだろう。 「最後に、一曲だけ。踊りましょう?」 「よろこんで。お受けいたします。」 ♪~♪♪~~~~ 精一杯踊った。衣装もなんもない舞台だったけど、今までで一番のダンスだった。 「ありがとう。とても、楽しかったわ。さようなら!」 私は耐えきれずに、練習場を飛び出した。 この、一夜のダンスとともに、あなたのことは忘れない。 誰もいなくなった練習場で雄介は1人、考えていた。 本当に、あれで良かったのか?と。 いや、あれで良かったんだ。 結婚の話は嘘だ。 もし、俺と優香が結婚したら、優香はダンスを諦めなくちゃならない。 そんなことになるくらいなら、別れたほうがマシだ。 俺はこの、一夜のダンスとともに、あいつのことは忘れない。
みんなの答え
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尊い!
こんにちは!はじめまして~(´∀`*) すごいです! 雄介くんが優香ちゃんと一緒にいたいという気持ちをおさえて、優香ちゃんの未来を考えているところが素敵です! また、いい小説お待ちしております! では♪