3つの世界
私は黒猫。もと捨て猫。黒猫はみんな縁起悪いと言うかもしれない。でもこの町は、違う。町の人はみんな私のことをかわいがってくれている。えさをくれたり、猫じゃらしで遊んでくれたり・・・毎日飽きない。今日も私は漁師さんに魚を分けてもらうためにナワバリから出てきた。 「クロロちゃん、おはよう。今日も綺麗な毛並みだねぇ」 クロロは私の名前。この人は、毎日会う、そうじ中のおばあさんだ。私は挨拶を返すように鳴いた。 「にゃ~お」 港を見ると、漁師さんたちが帰って来ている!新鮮なヤツをもらいに行こう!この時、私は走って道路を渡ろうとした、が車が来ていたのに気づかなかったのだ。横からバラのにおいがする少女が飛び出した。 「危ないっ!」 私は助かったの・・・?耳の近くで大きな音がした。 「キキーッ!!!!ドンッ!!!!」 気づくと私は天国らしき所にいた。そしたら神様が来て衝撃の事実を告げられたのだった。 「クロロ、お前に選んでほしい。引かれそうになったお前を助けたのは、クロロ、お前を子猫時代に捨てた橋本美貴(はしもとみき)なのだ。」 うそ・・・美貴が!?そういえば・・・美貴はおしゃれ好きでよく香水をつけていた。 「2つの世界、どちらを現実にするか決めてほしい。1つめの世界は、お前が死ぬ世界、つまり事故にあってお前だけが死んでしまったという設定の世界のことだ。2つめの世界は、美貴が死ぬ世界だ。どちらの世界を選ぶ?」 それは決まっている。もちろん・・・私が美貴の家に初めて来たとき、美貴はこう言った。 「私の夢はね!女優さんになることなの!クロロの夢はなぁに?」 捨てられても、私は毎晩美貴が女優さんになれますようにと祈っていた。決して恨んだことはなかった。私ははっきり答えた。 「1つめの世界でお願いします。」 「やはりな。」 同時にまばゆい光が私を包んだ。目が覚めたら布団の上にいて美貴と一緒に寝ていた。神様の声が聞こえたような気がした。 「クロロ、お前の優しさを試したのだよ。自分を犠牲にしても飼い主を大切にする気持ちに感動した。幸せに暮らすんだぞ・・・」 奇跡が起きた。3つめの世界が生まれたのだ。
みんなの答え
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きせきがおきたー☆
これからみきちゃんとクロロちゃんがしあわせにくらすといいね☆