恋、なんて。
私は吉原由衣。至って普通の小6。 「隼の好きな人って彩なんだってー!」 私がランドセルを置くと同時にそんな声が聞こえた。 あぁ、わずらわしい。 恋愛なんて面倒くさいものしなくていいのに。 「由衣の好きな人って誰?」 親友の果穂が聞く。 いるわけないじゃん。興味ないよ。 私にそんなことを言えるほどの度胸はない。 適当に 「強いて言うなら隼かなー」 なんて言っておく。そんなわけないけど。 ーー翌朝。 何だかクラスが騒がしい。 「あ、来たぞ」 「本当だ」 「諦めればいいのに」 私が教室に入ると、そんな声を私が私に向かって発せられる。 意味が、分から、ない。 私が何を諦めるのだろうか。 「お前になんか無理だよ」 何が無理なのだろうか。 本当に何が言いたいのか分からない。黒板には相合傘。 ああ。全てがわかった。 きっと果穂がだれかに言ったのだろう。根も葉もないただの作り話を。それがきっと噂になっている、と。 まあ、いいや。無視すれば。 噂にしてしまい申し訳ない、と隼の方を向く。彼は気づかない。 しばらく彼の方を見つめる。 彼は私に気づくと、少し微笑んだ。 その顔が頭から離れない。 先生が言う円の面積の公式は全く頭に入ってこない。授業は上の空。 何でだろう。他の女子と隼が話している姿をずっと目で追いかけ続けてる。 何でだろう。その姿を見つめていると息苦しくなる。 保健室に行く。 保健室の先生によると、 「恋の病」 とかいう重病だと。 やっとわかった。私は、隼のことが好きだったんだ。 でも今、彩ちゃんのことが好きな隼を私は邪魔するわけにはいかない。 だけどいつか絶対、隼のことを振り向かせてみせる。 隼、待っててね。
みんなの答え
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すごーい
隼を振り向かせるために由衣、がんばって、mereさんすごいです~
すごおおおおおおい!!!!!!
この、お話すごいね! 私、語彙力、読解力ヤバいから こんなの書けないよ…………。 本当にすごいね! ←この文もし小1レベルかよ!笑 とにかく…言いたいのは! スゴイね!!!
切ない&初恋が混ざっててイイと思う!
こんにちは!みかん(元ミルク多めのコ一ヒ一)です! 由衣の「恋愛なんて面倒くさい」という共感できる思いと「適当に言った隼のことを本当に好きになった」という面白&可愛いのが混ざっててイイと思うよ! 次回も楽しみにしてます!では~!