彗星色のマグカップ
「栞?……!どーした…の…?」 『彗…ごめんなさい…私…私…。』 ケホンッ! 勢いよく血を吐き出す。 僕は…天野 彗は…パニックになった。 婚約者の亜香里 栞が目の前で倒れて動かない。 そのあと、栞は他界した。 持病の悪化…何で言わなかったんだよ…! 僕は青い写真立ての中ではにかんだ笑顔を見せる栞に笑って見せた。 『大丈夫…』 そうポツリと呟いて。 「…さん!お父さん!ごはん~!」 まだ五歳の娘の莉乃がご飯をねだる。 栞にそっくりで…泣きそうになった。 僕は莉乃にご飯をあげると あるマグカップを見つけた。 彗星色のマグカップ。 ミオンモールで買ったオソロの…………? そこには注いだ白湯の跡が生々しく残っていた。薬の粉の跡も…。 《この星可愛い~!ニコニコしてる! 買おうよ~☆》 そうやってねだってたんだっけ。 《笑って見せてよ。彗。》 ふいに、そう声が聞こえた。 「栞…うんっ!」 僕は力一杯の笑顔を見せる。 レンガ道の街路樹から来る風が 僕の新しい人生を温かく出迎えた───
みんなの答え
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すごい
詩さん、10才でこれは本当にすごいです。 他界してしまったなんて、悲しい。 これまでの詩さんの小説、読ませてもらってます! 毎回最高です! これからも応援し、小説読みます! 頑張って下さい!
悲しい…。。
薬の粉の跡が残ったマグカップ……泣 きっと心配させたくなかったんですね… 登場人物の名前が綺麗で物語全体に儚い雰囲気を感じました。 栞さんがいない新しい人生も彗と梨乃ちゃんが幸せに暮らせますように泣
泣……………………………………………!!
ヤベ……! 涙が滝……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!