幼馴染みと恋する手段
「千花(ちか)、結婚するの?」 幼馴染みの健斗(けんと)君の何気ない言葉に、私の胸は痛んだ。 「…知ってたんだ…そうなの。親の都合でね…」「おめでとう」 「幸せになってね。ならないと俺…千花の事拐っちゃうかも、なーんて!」 「…良いよ、拐っても…」 「え?今「私、もう帰るね!」 「さようなら、健斗君」 そう一言だけ告げると、背を向けた。 これで良いんだ。もう、この恋は諦めなきゃいけないんだから。 『幸せになってね』あんな事言われたら、こんな手紙渡せるはずない。 さようなら。私の好きな人。 私は、その場で泣き崩れた。 幼馴染みでしかない俺が、隣に居れる訳なくて、引き止める事もできない。 それなのに後悔が消えなくて、 俺の恋は終わりを告げた。 今日は、千花の祝言の日。 (凄く綺麗なんだろうな…) ぼんやり外を眺めていると、千花の飼い猫のタマが一枚の紙を持ってきた。 「手紙?一体誰から…」 手紙の中を見た瞬間、俺は目を見開い た。 「タマ、有難な。俺、行かなきゃ」 『ずっと健斗君が大好きです』 (俺もずっと千花の事が!) 『…良いよ、拐っても…』 俺は、式場に着くと戸を勢い良く開けた。 「…健斗君?」 「誰だ貴様は!」 入った瞬間新郎が怒鳴ったが、俺は迷わず叫んだ。 「俺は…っこの世で一番千花を愛してる男だ!!」 (来てくれたんだ…) 私は、目に涙を浮かべて、好きな人に笑いかけた。
みんなの答え
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良かったです!
好きじゃない人と結婚するなんて、悲しいです…。 猫のタマ、すっごいいい事しましたね! 猫が手紙を持ってくる、っていう発想いい! 手紙を見た健斗君の、 千花しか見えていないまっすぐな思いも良かったです! 言葉から想像もうかびました!
新郎w
新郎の「何だ貴様は!」に1人で爆笑してましたw 悪役感すごすぎてw 他の2人もそうなんですが、キャラクターがすごく好きです。あ、タマももちろん(*´`) ストーリーも面白かったです!素敵なお話ありがとうございました♪
素敵なお話ですね!
こんにちは、葵と言います。 読んでみて、私もこんな素敵な恋愛してみたいなーと思いました! (一生出来ないだろうけど) お嫁さん奪われちゃった新郎さんは…ドンマイです( ̄▽ ̄;)
最っ高です!!!
すごい!!読み終わった瞬間めちゃくちゃ鳥肌たちました!!いい話です… こんな恋してみたいです笑笑