あの冬
小さな部屋の、ベッドの上。 頭が痛い。 気持ち悪い、辛い。 はぁ、恋しいよ。 あの頃。 でも、思っていなかっただろうな、幸せだなんて。 普通…うん、普通だったんだろうな。 たしか…時は8年前の冬。 とても凍えていた。 ストーブは壊れ、ひどい状況。 でも、何かが僕を優しく包み込んだ。 毛布だ。 お母さんが、そっとかけてくれた。 そう。 あの瞬間が、人生で一番幸せだったんだ。 別になんでもない日だ。 クリスマスもない。 お正月でもなかった。 ただの寒い夜。 毛布に詰まっている気がしたんだ。 お母さんの愛。 燃えるような暖かさ。 全部、しっかり、僕にとどいたよ。 今でもはっきり、覚えてる。 あの頃は自由だった。 幼稚園で、友達といっぱい遊んで。 自分で動くこともできないなんて、今とは全然違うよ。 視界が、一気にぼやけた。 ほっぺたに次々にたれてくる、ぬるい水滴。 僕は、溢れ出る水滴をふいた。 古い毛玉だらけの毛布。 色あせて、シワシワ。 そんな物が恋しいなんて。 僕はどうかしてるんだな。 一生忘れないだろう。 一枚の毛布とお母さんがくれた物を。 そして、あの冬を。 最後までお読みいただきありがとうございました。 やっぱり私には、語彙力がないのですね。 感想お待ちしてます。 では。
みんなの答え
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語彙力なんて関係ないよっ
語彙力あるねって言われるのは嬉しいことだけど、簡単な言葉の組み合わせで綺麗な描写をできる人ってすごいなぁって私は思います。 特に作者様がそうで…丁寧な描写、本当に尊敬します(*´`) お話もとっても面白かったです(*´ω`*)
素敵!
ちょっと切ない感じがとても良いです!(^ν^)