夜に彷徨える者よ
夜に彷徨える者よ その身に宿いし魂を 自ら、深き闇満ちる混濁の淵へと捨て去るか? 哀れな人の子よ なにゆえ、己を投げ出す? なにゆえ、そなたは生まれてきたのだ? なにゆえ、それをわかろうとせぬ? 一度きりの人世 途方もないほど古き刻から受け継がれし 熱い血の流れゆく、その身を なにゆえ、滅する? なんのための命だ? そなたは何がしたかった? それが分からぬなら、そなたは現世に戻るべし 幸運の導き手が必ずや、そなたを導くであろう 光差す道へ 木漏れ日の溢れる道へ 例外はない 我が魂も、そなたの魂も 元を辿れば同じ 同じで違う それこそ、人の生 現世の生き物はみな、 死すべきさだめを背負っている 生きるために必死な彼らのように なぜ、生きない? なぜ、そこで諦める? なぜ、立ち止まってしまうのだ? 立ち止まってしまっても どうしようもなく、涙が溢れてしまっても また、立ち上がればいい また、涙を拭けばいい そうしなくてはならぬ そなたが人の子に生まれたのなら その脆く、儚い命を身に抱えこみ その身が朽ち果て、常世に帰るその時まで 人世の道をしかと踏みしめなければならぬ 嗚呼、人の子の生涯の なんと 清く、儚く 美しいことよ
みんなの答え
辛口の答え
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なんと言うかもう、
この作品の言葉選びのセンスに目を丸くしたわたくしです。すごく、素敵。 なんでしょうね、生と死を見つめているような、そういった気分になりました。
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